クラニオセイクラルセラピーとは
頭蓋骨のことをクラニアム、仙骨のことをセイクラムといいます。
クラニオセイクラルとは頭蓋から仙骨までのことを指しています。
クラニオセイクラルセラピーでは、身体の中の液体に、そして身体という構造を通してエネルギーに働きかけていきます。頭蓋骨から背骨を通って、仙骨まで流れている脳脊髄液の流れのブロックを取り除くことで、その人の生命力・自己治癒力・本来の健康な状態に戻る力を最大限に引き出します。クラニオセイクラルセラピーは、オステオパシーでは代表的な手技の一つで、非侵襲的なボディワークです。
※オステオパシーとは
ギリシャ語の(骨)と(治療)を語源とする手技療法のひとつです。
身体の機能と構造は一体と考え、やわらかなタッチで骨や骨格を調整して神経系や血液循環を正常にし、身体の自己治癒力を引き出します。
セッションの手順
- セッションは着衣のまま行います。
クライアントはリラックスできる状態でベッドに横たわります。 - プラクティショナーは触れているか触れていないかわからないくらいの軽いタッチで、クライアントの身体が導く箇所に触れていきます。
- マッサージなどとはまったく違うこのようなタッチで触れることで、初めてからだの声・脳脊髄液からうみだされる微細なエネルギーの動きを感じることができます。
- プラクティショナーが脳脊髄液の流れが生み出す微細なエネルギーの動きを指先や手のひらに感じています。そして、その流れにチューニングすることによって、深いリラクゼーションや身体が必要としているリリースがもたらされます。
- その動きは、プラクティショナーの手には、大きな動きとして捉えることができ、身体のどこに触れても感じることができます。
- そして、速度・質などを感じ、それらが正常に機能するように働きかけていきます。プラクティショナーは脳脊髄液の健康的な流れ(生命力の本来あるべき姿)に着目することで、クライエントの身体も本来健康なあるべき姿に自己調整していきます。そのため、そのチューニングは肉体レベルにとどまらず、感情レベル、トラウマのレベルなど、身体が今必要としているところに働きかけられ、クライアントの意識の及ばない深い深いところまで及んでいく場合もあります。
クラニオセイクラルセラピー禁忌症
頭蓋内出血・頭蓋内動脈瘤・頭蓋骨折・延髄ヘルニア・急性の動脈瘤や脳出血、重度の出血疾患(頭蓋内にわずかでも変化があったり圧力がかかると症状が悪化する場合はセッションはお控えください )
クラニオセイクラルセラピーの期待できる効果
- 自律神経のバランス回復
- 副交感神経の活性化による深いリラクゼーション)
- 過剰ストレスからの開放
- 自己免疫力の回復
- ホルモン系・リンパ系・血流の活性化
- 事故後遺症・ショック状態の緩和
- 頭痛・精神不安定状態などの緩和
- 時差ぼけ
- TMJ(顎関節症)
- 疲れがとれない
- 不眠
- 心身の不安定緩和
- トラウマの解消
- ボディー・マインド・スピリットの統合化
など、今のクライエントの身体が必要としているところに働きかけます。